2大治療で更年期を元気に過ごした、5人の体験談―②漢方

漢方薬―症状に合わせた漢方薬をベースに鍼、ビタミン剤などを組み合わせて

不調の始まりは45歳。右手中指と薬指の関節が痛くて曲がらない。朝起きたときは、手指のこわばりもひどかつたという吉田真澄さん(仮名)o

「母が関節リゥマチなので、すぐに病院で検査。リウマチではなかったものの、採血でホルモン値を測つた結果、まだ大丈夫だけれど立派な更年期と言われました」

吉田さんはHRTについて知つてはいたものの、できれば漢方薬で更年期症状には時迅したいと考え、治療を開始。最初は、当帰芍薬散と加味逍遥散を服用しました。「変化は劇的ではありませんが、数カ月で関節痛はなくなりました」。

その後、主治医(男性)が転勤したのを契機に、「更年期の相談は分かり合える同世代の女性医師に」と漢方専門の女性医師を探し、転院。

46歳になると肩こり、頭痛がつらく、茯苓飲合半夏厚朴湯、五積散を処方され、朝晩1日2回服用。鍼治療も行いました。また、体重が1年で10竑増えたことから「お腹の脂肪が気になる人に効く漢方薬を」とリクヱストし、防風通聖散を服用。

「漢方薬で体重は減りませんでした。どれも切れ味よく効いた実感はなかったけれど、肩こり、頭痛はゆるやかに効いたという感じです」

吉田さんにとって最もつらい不調が起こったのは、48歳のとき。仕事のストレスや不規則な勤務体制も重なって、不眠、イライラ、落ち込み、疲れに悩まされます。こ のころから月経の間隔がバラつくようになり、体も閉経に近づいていきました。「不眠や落ち込みには、抑肝敗と入眠剤が効きました。1遇間でスーツと楽になっていくのを感じました」現在は毎日、桂枝茯苓丸をべースに、イライラや不眠のときだけ抑肝散というぺース。月経は今年2回だけ。そろそろ閉経を迎える時期に。「漢方薬、鍼、ビタミン注射、サブリメント、ヨガなどいろいろ試しています。体への対処法が上手になってきました。今後も不調は漢方を主に乗り切ろぅと考えています」

漢方薬―乳がんのホルモン療法で閉経状態に。更年期症状が急激に表れて

原えみこさん(仮名)が乳がんの手術を行ったのは45歳のとき。早期乳がんではあるけれど、再発予防のため、術後すぐ、ホルモン敢法を開始しました。これは、乳がんの発生にかかわっているエストロゲンの産生を抑えて閉経状態にすることで、乳がん再発を防ぐための治療法です。

「ホルモン療法を始めたと同時に、月経はビタツと止まりました。急激に体調が変わるのを実感し、それを受け入れるのがつらかった……」

閉経状想になると同時に、関節痛、ホツトフラッシュ、イライラ、不眠、体重増加(1年で20kg)などの症状に襲われた原さん。でも、乳がん治療中の人にはHRTを行えないことから、漢方薬による治療を開始したのです。

「桂枝茯苓丸を処方してもらい、のみ始めました。でも、すぐに効果が出たわけではなく、不調とつき合いながらの毎日。ゆっくり数力月かけて効いてきたという印象でした。

ホルモン療法を始めて約2年、47歳になったころから、メンタルの症状に悩まされているそう。

「つらいのは、不眠とイライラ、落ち込みです。漢方の加味逍遥散と西洋薬の入眠剤を併せて処方してもらっています。急激に不調が改善するわけではないけれど、前向きに対処することで、上手に体と付き合う方法を探っています」

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