漢方複数の生薬の作用で幅広い症状をおだやかに改善します

更年期症状を訴える人は、あそこも、ここも、といろいろな不調に悩まされている場合がほとんど。昨日は倦怠感、今日は頭痛といつたように、不調の内容がころころ変わることも珍しくありません。そんな不定愁訴に効果的なのが漢方です。

漢方には、自然界にある植物や鉱物等の薬効成分である生薬が、複数配合されています。生薬の複合的な作用により、ー剤でもさまざまな症状に効くのが、一般の西洋薬との通いといわれます。副作用の心配は少なく、禁忌もありません。

「一番取りたい症状(主訴)が何かによって、HRTと漢方を使い分けています」と話すのは、前出の栁堀さん。栁掘さんは、主訴がホットフラッシュであればまずHRTを処方し(ただし、閉経前の人は、ホルモン値の検査で女性ホルモンの分泌低下が確認できてから)、2〜3週間後に症状を確認。その時点で改善していない症状に対して漢方を併用して処方する、というのが治療の基本パターンだそう。「ホットフラッシュにはHRTのほうが即効性かあります。そして、ホットフラッシュが軽滅することで、不眠や疲労感 、がとれる場合もあります。HRTを使った後、残った症状を漢方で解消する、というのが効率的」と栁堀さん。

漢方は、ある決まった症状に効くというより、全身の血液や水分などの「巡り」を良くして、バランスを整えることで不調を改善するよう働きます。その「巡り」の三大要素が「気.血.水」。

これに強く関係する症状には、対応する漢方薬の種類も多く、効きやすいといえます。「私の経験では、特に漢方が得意とするのは、めまいと頭痛。イライラやうつうつなどの精神的な不調にも、漢方は強い」(栁堀さん)。

前出の髙松さんも「これまでのデータからは、漢方はイライラや夜間覚醒などによく効くようです」と話します。

ただし、稍神症状が強い場合は精神科の受診が適している場合も。「すでに精神科で投薬を受けている人が、それをやめて漢方に替えたい、というケースは難しい。でも併用は可能です」(栁堀さん)。

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