更年期の不調と違うのは・・・・・・見分けがつきにくいから必ず血液検査を

甲状腺ホルモンの病気は女性に多く、患者数は男性の約5倍という統計データもあります。ホルモンの分泌量が過剩になる「甲状腺機能亢進症」と、分泌量が低下する「甲状腺機能低下症」の二つに大きく分けられ、前者に多いのは「バセドウ病」、後者に多いのは「橋本病」 です。

甲状腺ホルモンは、全身の代謝をコントロールする働きを持っています。過剩に分泌されると、体はいつも運動しているかのような状態になり、動悸や息切れ、多汗などの症状が出ます。逆にホルモンの分泌量が低下すると、体全体の活力が失われます。疲れやすい、心が沈む、冷えやむくみ、抜け毛……といった症状が出ます。

いずれの場合も直接、命にかかわる病気ではありませんが、放置しておくと生活の質を落としてしまうのは間違いありません。更年期の不調に似た症状が多く、やつかいなことに症状の出やすい年代も更年期と重なっています。特に、数としては圧倒的に多いと思われる甲状腺機能低下症が、見過ごされているようです。

甲状腺機能亢進症の場合は、「心臓がドキドキする、脈がおかしい」などと、心臓病を疑って病院に駆け込むケースもあるようですが、全身の機能全般が低下する甲状腺機能低下症では、更年期障害やうつ病と診断されてしまつている人も少なくないのではないかといわれます。

甲状腺ホルモンの病気かどうかは、血液検査ですぐに分かります。そして診断さえつけばすつきり治る病気といわれます。ホルモンの分泌量をコントロールする服薬などの治療で、元気な体に戻れるのです。

気になる症状がある人は、専門医のいる内分泌科や甲状腺科で診察を受け、血液検査を受けてみることが、病気を発見する早道です。

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