イライラが消え、リラックス気分を高める「ゆったり呼吸法」

自神経が乱れがちな更年期女性には深い呼吸が大切です。

更年期の症状には自律神経の乱れも深く関係しています。ゆったりと深く呼吸をして、自律神経のバランスを取り戻しましょう。簡単な2種類のポーズで横になる。たったそれだけで体の緊張がほぐれ、呼吸が深くなって、気分もじんわりとリラックスするのです。

自神経が乱れがちな更年期女性には深い呼吸が大切です。

更年期症状の対策というと、一番気になるのは女性ホルモンのこと。でも、気を配つておきたいポィントがもう一つあります。それが「自律神経」。

自律神経は、内臓や血管などを働かせる神経。体を緊張させる「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神雜」という2系統が、バランスをとりながら働いています。体温を一定に保つたり、夜になると自然に眠くなるのが、自律神経の作用です。

自律神経の働きをコント口ールしているのが、脳の中の「視床下部」。実はここは、女性ホルモンを働かせる中枢でもあるのです。そのため「ホルモンの分泌が減つてくると視床下部が混乱し、自律神経の働きまで乱されてしまうのです。

さらに、更年期を迎える年代は、家庭内でも職場でも、いろいろなストレスにさらされる時期でもあります。ストレスは交感神経ばかりを興奮させ、自律神経のバランスを乱してしまうのです。

つまり更年期は、医学的にも社会的にも、自律神経がとても乱れやすい時期。そして実際、のぼせや不眠といった更年期の症状には、自律神経の乱れも深く関わっているのです。

そこで注目したいのが、呼吸。呼吸は自律神経の働きと連動しています。息を吸ぅときには交感神経が、吐くときには副交感神経が優位に働きます。ストレスの多い生活では交感神経がいつも優位になりやすいので、ゆったりと息を吐いて副交感神経を働かせることが、とても大切なのです。

そもそも人間の体は、ストレスを感じると猫背気味に固まりがち。こんな姿勢でいると呼吸が浅くなつてしまいやすく、これも自律神経が乱れる一因です。

まずはゆつた呼で深いを体感しましよう

深い呼吸とは、胸やお腹、横隔膜などの筋肉が大きく動くこと。それには、筋肉の緊張を緩める必要があります」。文京学院大学教授で、呼吸運動が専門の柿崎藤泰さんはこう話します。

筋肉が緊張して凝り固まつていると、肋骨や横隔膜の動きがブロックされ、呼吸が浅くなります。息がしっかり吐けず、自钳神経のバランスも崩れてしまいます。

そこで、胸やお腹の緊張が自然に緩むポーズをやってみましよう。このポ-ズをとるだけで上半身の筋肉がリラックスして、呼吸が自然と深くなります。

まず、壁に足の琪をつけて横になります。最初はひざを軽く曲げ、そこからひざをじわつと伸ばして体を頭の方向へズリズリッと押します。ひざがだいたい伸びたら、そのまま呼吸する。それだけです。

「床と背中の摩擦で脚に力がかかりますね。すると体の感覚としては、”しっかり足を踏みしめて立った姿”に似た状態になります。体は、下半身が安定すると上半身の緊張が緩むので、脚にしつかり力が伝わると、自然と呼吸が深くなるのですよ」と柿崎さん。それ本当?と思わず問い返したくなるような方法ですが、実際やってみると、 呼吸に合わせて胸とお腹がふわーっと大きく動き出すから不思議です。

もう一つは、横になつてスツールなどに足をのせるやり方。お尻の下のほうにクッシヨンを当てて骨盤を傾けるのがポィントです。この姿勢も、自然に上半身の力みがとれ、呼吸が深くなります。太ももを床に対して垂直にすることがとても重要なので、畳んだタオルなどで台の高さを調節してください。「呼吸法というと”腹式呼吸”を思い浮かべる人が多いと思いますが、自然な深い呼吸では、お腹も胸も一挙に動くのです」と柿崎さんは話します。そんな深い呼吸の感覚を味わいながら、ひと息ごとにしっかり息を吐いてください。気がついたら、心もゆつたりとリラックスしているはずです。

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