うれしいことがいっぱいの女性の味方「毎食大豆のススメ」

達人Ⅰ 料理研究家 李映林さん
豆乳.大豆ご飯•豆茶……韓国では美肌と健康のために大豆は欠かせないもの。

済州島で育った幼いころから現在まで、大豆は日々欠かせない食材だと話す李映林さん。キッチンには黄大豆、青大豆、黑豆、打ち豆、さらに緑豆や花豆など10種類以上の豆を常備しています。「いろいろな種類がある豆の中でも、『きれいになるためにせっせと食べなさい』と母から伝えら れたのが、大豆でした」

大豆や栗、高麗人参などで炊き込む”栄養ご飯(ョンャンパプ)”のほか、黒豆とアワを炊き込むご飯も香ばしさ満点。そして子どもたちが風邪を引いたときに必ず飲ませてきたのが「黑豆茶」でした。「黒豆1袋分とショウガとナツメをお鍋でぐつぐつと煮出すんです。真っ黒に煮出したお茶を飲むと、のどがすっと楽になり、汗をたくさんかいてぐつすり眠ることができるんです。薬いらずの健康茶ですよ」

大豆を挽いて粉にした「大豆粉」はお粥やスープ、チゲに。ゆでてから挽いた「挽き大豆」は、冷たいスープに麵を入れていただく「コングッス」などに活躍します。豆腐もよく使います。韓国にはおぼろ豆腐のような「スンドゥブ」や、木綿豆腐よりも少し固めの一兄腐などがあり、「豆腐に小麦粉を振って溶き卵にくぐらせて焼き、薬 味だれでいただく”豆腐のチジミ”は、豆腐料理の定番です」

さらに忘れてはならないのが発酵食である「味噌」。「わが家では毎年2月に味噌乍りをしています。私が子どものころは、近所ではどの家も味噌を手作りしていて、まさしく家庭の味の象徴だつたのです」。出来上がりが翌年1年問の家庭の味を決めるとあつて、李さんの家では今も、真剣に、でもわいわいと賑やかに楽しむ行事なのだそ うです。「こうして毎年、保存食作りを重ねると、自ずと四季の移ろいを感じることができます。それは毎日が違う一日であり、かけがえのないものたということを、教えてくれるのです」

達人Ⅱ 京とうふ藤野 藤野久子さん
ひと手間で、絶品おかずにもスイーツにも。ヘルシーな豆腐が食卓の主役です。

今年56歳とは思えぬ美肌でスリムな体形の藤野久子さん。京都市上京区にある「束とうふ藤野」のニ代目主人・藤野沾治さんと結婚して35年。子育てをしながら豆腐作りや販売、さらには豆腐料理カフェのメニユー開発と、多忙な日々を過ごしてきました。「以前は店の中を行き来するだけで万歩計が2万歩を超えるくらい忙しかつたですね。最近は子どもたちが手伝ってくれるようになつて随分楽になりましたが、毎日食べている豆腐のィソフラボン効果かしら、更年期障害もなく、大きな病気をしたこともありません」とりたてて運動もせず、エステに通うわけでもないのに、健康がキープされているのは、やはり豆腐のチカラ?伺えば、冷蔵庫には常に試食を兼ねた豆腐をキープし、食卓には毎日、豆腐が登場。

「豆腐はどんな素材とも合ぃ、精進料理や和食を意識せずに料理するといろいろに楽しめます。レシビは無限大なのでィタリアンや中華にもアレンジして、いただいています」。 著書『とうふ料理』(講談社)の中でも和洋さまざまなおかずやデザ—を紹介しています。

また、結婚して以来、豆腐と同じょうに海日とつているのが豆乳。豆腐以上に、吸収がよいので取り入れやすく、年配者や子どもにもおすすめとのこと。「毎朝150ml飲んでいますが、ジユースやョーグルトと割ることもあり、お店ではスムージーにしてお出ししています。豆腐も豆乳も簡単にアレンジ できるので毎日食べても飽きません」

達人Ⅲ 女性医療クリニックLUNAグル-プ理事長 関口由紀さん
家ではもちろん、外食でも大豆食を選ぶ”ずっと元気”でいるための備えです。

女性医療クリニック•LUNAグループ(横浜市中区)の理事長として、三つのクリニックと骨盤底ト-タルサボートクリニックで、13人の女性ドクターをたばねる関ロ由紀さ ん。バィタリティーあふれる元気の秘密は、毎日の大豆食にあります。

「子どものころからの習慣で毎朝、納豆とお味咐汁を食べています。冷蔵庫には常に納豆が入っていますよ。昼食 は食べませんが、夕食にはお豆腐を食ベるよう心がけています」

関ロさんは診燎後も原稿執筆などで多忙なため、夕食は外食が多いそう。そんなときも大豆メニユーを選んでいます。「自宅近くの居酒屋さんにストレス解消を兼ねて週2回は行きます。

中でもよく来るこの『だんらん』(横浜市南区)は料理人が女性で大豆料理が多くて、しかも、どれもおいしいんです。自炊しなくても十分大豆の栄養がとれますよ。弱点は、ついお酒を飲んでしまうこと(笑)。でも、ヘルシーな食事をすると飲みすぎないし、体重も増えません。体調もいいです」

関ロさんが多くの患者さんを診て感じるのは、毎日の食生活が将来の生活に直結するという点です。

「女性は長生きするものの、老後は痛みとの閼いです。閉経後の70、80代をひざや腰の痛みが少なく、いかに元気に過ごすか。40代、50代の食生活が大きく影響し、確実に差が出てきます。そのためにも40代から大豆を毎日しっかり食べて。まずは骨を強くすることが何より大切です」

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